飲食業界のM&Aについて

M&Aとは、一般的には企業の合併・買収のことを言います。
飲食業界で言うと、お店を売ったり、買ったりすることです。

お店を売ったり、買ったりするときには、通常「居抜き(いぬき)」と言われる方法がありますが、これはお店だけを売ったり、買ったりすることを意味します。この場合は、スタッフやお店の名前、お客様などは売買の対象にしません。

これに対して、M&Aはスタッフやお店の名前、お客様などを含めて売ったり、買ったりすることを意味します。

中小企業でも盛んなM&A

M&Aというとこれまでは、大企業のものというイメージがありましたが、後継者不在に悩む中小企業や店舗においてもM&Aが活用されています。
M&Aで創業者利益を得ることにより、ハッピーリタイアメントを実現しているオーナー社長も多いのです。

また、買収希望企業においても、一から事業を作って育てていくよりも、他社から事業を丸ごと買ってくることによって時間を買うことが可能であり、経営戦略、成長戦略の手段としてM&Aが活用されています。

ネットマッチングやM&A業者が増えてきたことに伴い、お店を売ったり、買ったりすることも増えてきました。しかし、お店を売ったり、買ったりすることは、ほとんどの人に経験がないものです。お店を買った後に、思ったほど売上が立っていなかった、スタッフが皆辞めてしまった、などのトラブルもよく起きています。

これを防ぐにはご自身でよく勉強をされるか、信頼できるアドバイザーにしっかり費用を払って、アドバイスを受けつつ、売ったり、買ったりを進めていくことが大切です。

2013/10/27 飲食業界のM&Aについて はコメントを受け付けていません M&Aとは